タイで購入した商品の日本への発送方法
バンコクでの仕入れ(買付け)が終わったからと安心していられません。次には忘れてならないのは、日本への発送方法(持込み)を考えることです。この作業も買付けと同じく大切なお仕事のひとつです。海外での仕入れ(買付け)が初めての方は特にスケジュールに考えておくべきだと思います。主な日本への発送方法としては、商品の数量、金額、予算、発送期間などを考えてさまざまな発送方法から、選択しなければいけません。
下記に主な日本への発送方法を記載いたします。
まず、発送の前にしないといけないことは、送る荷物(商品)にタイから持出すことが問題がないこと、日本に荷物を発送して問題がないことを確認してから送ることをお勧めします。タイからの輸出で日本に輸入出来ない物はわりとあります。
具体的には、タイの場合は仏像などの宗教的な物は基本的に送る事が出来ない物があります。または、輸出にあたり必要な書類を用意しなければなりません。正確には街中で売っているお土産みたいな銅像でも、届け出が必要だったりします。
また、日本の場合は、輸入できないもの、書類がないと輸入出来ないものがあります。簡単にいうとワシントン条約に規定されているものなどは、タイから輸出もできませんが日本への輸入も出来ません。受け取り前には関税という輸入税の支払いをする必要があるので、詳しくは日本の機関の税関で調べるか、解らないことがあれば、直接電話して確認する事をお勧めします。
日本政府 税関ホームページ( 結構、親切に回答してくれます。)
弊社は全て記載事項を記憶していませんので、こちらでの事前確認が必要だと思います。また、税関のホームページをお勧めするのは、この案内の中にはビジネスのヒントも数多くあるからです。その例としては、例えば食物や生物などは、大きな会社に独占されている気がしますが、それは日本の通関処理方法がややこしいので、なかなか手が出せないからだと思いますが、比較的、容易で免責な輸入方法があることも多いのが現状です。
また、日本とタイでの条約でFTAやEPAといった取り交わしで、輸入関税が免除になる方法もあるので、知っているのと知らないとでは大きな違いがあります。
※生産地証明・JTEPA(ジェテパ)、原産地証明という書類で免税となるものも多いです。弊社ではサポート・ご相談にのりますのでお気軽にお問い合わせください。
タイから日本へ荷物を送る方法(日本から見ると輸入・タイ側から見ると輸出)には、様々な方法があります。個人の場合は余り量が多くない事が予想されますが、その場合は手持ちで持って帰る方法(ハンドキャリー)がありますが、以下はそれを除外して記載しています。
タイは日本への直行便、経由便などが多く就航しているので諸外国に比べるとエアー便(航空便)が安いようです。航空便は基本的にドアTOドア(日本での通関、指定住所への配達まで含まれます)と空港止め(空港への通関は自身で手配、持ち帰り)があります。航空便の空港止めは発送時に条件などがあり、一般的ではないですが、生物・植物の運送に使われる場合もあります。
郵便局、カーゴと呼ばれる代理店が受付先になります。料金は、各郵便局、代理店ともに統一料金の発送料金になっています。基本的に民間エアーカーゴより割高になるので、重量がおよそ20キロ未満の場合に使うことが多いです。
タイ郵便局ホームページ
http://ems.thailandpost.com/home.php
弊社が発送によく利用するのは、重量物100キロ以上の場合。日本の主要都市は1キロ当たり100バーツ前後という価格でお送りすることができます。また、時期によりますが、プロモーションで100バーツを切る価格も提供出来る場合が多いので、効率よく発送する発送することが出来ます。
弊社の送料は、バンコク最安値でご提供しています。
詳細はこちら
2016.03.21 UPDATE
プロモーションは時期によりかわりますが、一番お得な料金で提供するのと同時に、梱包代金、インボイス料金は無料は勿論ですが、別途に燃料フィー(オイルチャージ)などは頂くことはありません。
※カーゴによっては、燃料チャージなどやインボイス作成料を法外な価格を請求しているところが多いのでくれぐれもご注意ください。
航空便(エアー便)との比較されるのが船便(コンテナ)ですが、タイの場合は日本との旅客便が多いので、条件によってはエアー便と変わらない場合があるので、同じくらいの価格の場合は運送期間(飛行機3〜1週間・船1か月)を考えるとエアーの方が都合が良い場合があります。
ある一定量を越えると、どうしてもコンテナで輸送が必要となると思います。コンテナを使い慣れている方には、何ら問題はないと思いますが、航空便に慣れていて、船便を使ったことのないかたには、敷居が高いと思いますが、船便は貿易(輸出入)の醍醐味だと思います。
また、コンテナの利用の際には日本の港に到着してから、通関業務と陸送を自身で手配をしなければなりません。それらの業務を代行してする業者もあり、通関業者、や乙仲(おつなか)と呼ばれています。コンテナを利用をする場合はインボイス(INVOICE)やパッキングリスト(PACKINGLIST)などの必要書類の徹底が求められます。
混載、フルを含めてサポート致します。弊社で全て代行することが可能です。 詳細は こちら
コンテナと言っても、全てを借りないといけないわけではありません。この場合は、1本のコンテナを数か所の顧客の荷物を取りまとめてお送りする方法です。この方法が効率的な場面もあるので、フルコンテナと使い分けされていますが、荷物の破損などの問題もあるようです。ただ、主要の港の場合は多くの船が就航しているので、混載の方が経済的な場面も多いです。
この場合は、コンテナを一本丸ごと貸し切ると行くことで、コンテナごとに荷物を管理することが出来ます。ですので、特殊な荷姿や特殊な荷物を送るときにも使用されます。コンテナは20フィートと40フィートのサイズが一般的です。混載同様にインボイス、パッキングリスト、原産地証明などの書類の作成の徹底が必要です。